親名義の不動産で開業資金調達

先日ご相談に見えたお客さまで、「開業資金を親の不動産を担保にして借り入れしたいが、可能でしょうか」という方がいらっしゃいました。
開業資金と、開業してしばらくの運転資金を貯めてから起業できれば理想的ではありますが、１００パーセント自己資金で事業を始める方は稀ですし、ほとんどの方が貯金に融資で得た資金を足して起業されると思います。
開業資金に最低でも二千万円かかるとして、その資金を貯めてから開業しようとすると、何年先になるかも分かりませんし、ビジネスチャンスを逃すことにもなりかねません。
仮に１０年かけて二千万円貯めたとしても、ご本人も１０歳年をとってからのスタートとなってしまいますし、資金を借りて事業をスタートさせた方が良い場合もあります。
今回のお客さまのケースではご両親さまのご協力があったため、問題なく開業資金をご融資することができました。
お客さまの「親に資金を頼って申し訳ないという気持ちもあったが、その気持ちを必ず成功させるという気持ちに変えて頑張っていく」という言葉が頼もしく、私も改めて誠心誠意努力していこうと思いました。