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事業者向け不動産担保ローンの審査の基準

時々、個人の事業主さまから不動産担保ローンの審査についてご相談をいただくことがあります。先日ご相談に見えたお客さまからのご質問の内容は、業務の内容や規模によって審査基準が変わることはあるのか?というものでした。不動産担保ローンを利用するにあたり、個人事業主では不利なのではないかという不安がおありのようでした。
弊社では建設業、不動産業、サービス業などどんな業種の方でもご相談をお受けしておりますし、個人や法人を問わず、業種や業務の内容や規模によって審査基準が変わるということはございません。決算内容、所得金額、設立年数に関わらず、事業計画や事業意欲など会社の将来性も含めて、総合的に審査しております。
弊社も会社である以上ある程度の利益を出す必要はございますが、そもそも事業者向け不動産担保ローンは事業者さまの経営や事業展開をサポートするためのものですので、可能な限り手を尽くしてお力添えをしたいと考えております。

不動産購入者向け不動産担保ローン

最近では個人の方や法人に限らず、マンション・アパート経営のために不動産購入される方は多くいらっしゃいます。
弊社でも不動産購入のための不動産担保ローンの取り扱いがございますが、最高で5億円の融資額と最長で35年の返済期間という自由度の高さから、多くのお客さまにご利用をいただいております。
事業主の方の審査方法については決算内容・所得金額・設立年数に関わらず、事業計画・事業意欲・将来性などを多角的に見て総合的に審査させていただきます。また、こちらのローンは不動産業者の方でもご利用いただけますので、商品不動産の買い取り資金などにもお使いいただけます。
先日も不動産購入のために不動産担保ローンをご利用になられたお客さまから、現在返済中の他の物件のローンに関しても弊社で金利の見直しのお話をいただきました。このように次のおつき合いに繋がるお話をいただけることは、この度のご融資からお客さまの信頼を得られたのだと大変嬉しく思います。今後もお客さまのご期待に添えるよう、誠実に勤めて参りたいと思います。

不動産担保ローンと住宅ローンの違い

住宅ローンと不動産担保ローンはどちらも土地や建物などを担保として融資を受けるローンという点は共通ですが、住宅ローンは購入する住宅を担保とするのに対し、不動産担保ローンは基本的にお客さまが所有する不動産を担保とします。
また、住宅ローンは「住宅購入資金」と資金の目的が限られるのに対し、不動産担保ローンは基本的に使用目的が定められておらず、住宅購入費用、事業資金、車の購入費用、教育費用などと多岐に渡ってご利用いただけます。
一般的なフリーローンでは利用できない事業性資金も、不動産担保ローンでは利用できるため、事業主の方にも多くご利用いただいております。
個人・法人を問わず、事業主の方は会社を経営される上で様々な事情で早急な融資を必要とされるケースがございます。審査には慎重を期しておりますが、お客さまの事情もございますので、こういったケースでは出来る限り早い対応をさせていただいております。
先日も当日中に融資を行えないかとのご相談をいただきましたが、必要な書類などが揃っていた事もあり、なんとかその日の内に手続きを終えることができました。
今回は緊急を要するケースでしたが、お客さまにもお喜びいただくことができました。私共もお客さまのお力になることができ、ほっといたしました。

他の人に貸している不動産を担保に融資を受けたいとき

先日お客さまより、賃貸マンションを他の人(親戚や知人など)に貸しているが、こちらを担保に融資を受けたいと言ったご相談をお受けしました。
このような場合でも、お客さま名義の不動産であれば、ご融資することは可能となっております。
しかし、他の方に貸しているとの事であれば、当然居住されている方がいらっしゃいます。借主様との条件の兼ね合いもありますし、またマンションといった不動産であれば、状況によっては不動産価値や評価が通常とは異なった結果となる場合もございます。
今回のご相談では、詳細や条件などについて詳しくお客さまにご説明し、ご納得いただいた上で、弊社で不動産担保ローンをご利用いただくことになりました。
こういった条件の不動産担保ローンのご利用でも、お客さまが疑問に思われる点を一つ一つ丁寧に解決していき、安心してご利用いただけるよう努めてまいりたいと思います。

不動産担保ローンの新規借り入れ

他社から複数の借り入れがあるお客さまで、弊社からも借り入れが可能か?というお問い合わせをいただくことがあります。これに関しては場合によるとしか言えません。なぜかと言いますと、総量規制の関係があるためです。
総量規制では年収の三分の一を超える借り入れができないことになっていますが、除外・例外もございます。自宅以外の不動産を担保にした借り入れは対象外となるため、他の金融機関からのお借り入れがあっても、担保となる不動産の鑑定額に応じたご融資が可能となります。
ただ、不動産担保ローンは複数の借り入れを一本化するのに適していますので、新規のご融資が難しいケースの場合は、借り換えをご提案させていただくこともございます。現在の返済計画を見直すことによって、返済額の減額につながるケースがございます。
もちろん、無理に借り換えをお勧めすることはございません。お客さまに安心してご利用いただけるよう、環境を整えることが当社としての役割ではないかと思っております。

不動産担保ローンで債務を一本化

不動産担保ローンで借入れた資金の使い方についてご相談いただくことがございますが、不動産担保ローンの融資金をどのような形で使うかは、お客様の自由となっております。したがって、他社からの債務や複数のローンをまとめる借り入れの一本化や、借り換えも可能となっております。
先日も他社での無担保ローンから、金利の低い不動産担保ローンへの借り換えをご希望されるお客さまがいらっしゃいましたので、従来の金利で返済していく場合と、弊社で不動産担保ローンをご利用いただいた場合の返済額や返済期間との比較をご検討いただきました。
弊社では無理に一本化をお勧めするのではなく、まずは各債務やローンの金利比較を行い、お客様にとって有益となるおまとめをお勧めしております。
こういった事が信頼に繋がると思いますし、お客様を大事に思い、お客様に余計な負担の掛からない様、利用し易い環境を作る事も弊社の勤めだと思っております。

不動産担保ローンの手数料

不動産担保ローンをご契約いただくと、事務手数料や印紙代や登記にかかる費用などの諸費用が必要となります。印紙代にかかる費用は契約金額によって決められており、およそですが数万円程度かかります。登記料は不動産登記に必要な費用や司法書士の手数料などで、これもおよそですが10万円前後のことが多いようです。
また不動産担保ローンを契約した金融機関、あるいは信販会社、消費者金融などに対して支払う事務手数料は、融資総額の3パーセントまでと決められています。これはあくまでも上限ですので、実際の手数料額は各会社によって異なります。
一部の悪質な業者は、これを無視して法外な手数料をだまし取る所もあります。上限の3パーセントを無視した事務手数料は違法ですので、高過ぎる手数料を請求された場合は、貸金業協会でも弊社でもかまいませんのでご相談いただければと思います。

不動産担保ローンの机上評価で分かる目安

不動産担保ローンを利用するにあたって気になることと言えば、融資額と、融資までにかかる時間のことが真っ先に挙げられると思います。
不動産担保ローンをお申し込みいただいてから、実際のご融資までの時間が即日〜三日程度となっておりますが、仮でもいいので先に目安として評価を知りたいと言われるお客様もいらっしゃいます。
そういったお客様には、現地調査の前にまず、資料などを参考に机上評価をお出ししてお伝えしております。この机上評価ですが、必要な書類が揃った状態で2〜3時間のお時間をいただいております。正確を期するため必ず現地調査を行っておりますが、余程のことがない限り、机上評価の結果と本審査の結果は大きくかけ離れたものにはならないと思います。
不動産担保ローンをご利用されるお客様の中には漠然と不安を抱えている方もいらっしゃいますが、ひとつひとつ丁寧に対応することで、安心してご利用いただけるように努めて参りたいと思います。

不動産担保ローンの資金使途

当社では『事業者向け不動産担保ローン』『不動産購入向け不動産担保ローン』『借り換え向け不動産担保ローン』などご提示している商品がございますが、これ以外で借りられないというわけではございません。不動産担保ローンの資金使途についてのご質問を受けることがありますが、基本的に不動産担保ローンでご融資した資金の使いみちはお客様の自由となっております。
ご提示している商品は「このようなものにご利用いただけます」という見本のようなものですので、必ずこの中から選ばなければならないといったものではございません。家の購入費用、車の購入費用、教育費用、リフォーム費用、不動産投資費用、不動産担保ローンを利用した他社借り入れの一本化、事業性資金など、幅広い用途にお使いいただけます。
ご自身でご利用されたい資金使途や、融資を受ける目的に不安のある方でも、ご相談いただければ専任のスタッフが丁寧にアドバイスさせていただいております。
なるべくお客様のご希望に添うかたちで不動産担保ローンをご利用いただきたいと考えておりますので、今後も分かりやすい説明やアドバイスを心掛けていきたいと思います。

不動産担保ローンはパート・アルバイトの収入でも利用可能

先日受けたご相談で、パートやアルバイトの収入でも不動産担保ローンを借りることができるか?というものがありました。
相談者様はご自身の収入が低いことを気にされておいででしたが、収入が低い方こそ低金利で利用できる不動産担保ローンはメリットがあると思います。ご相談者様が心配されていた月々の返済額も、融資額や返済期間とのバランスを見て設定し、無理なく利用していただけるようにアドバイスさせていただきました。色々なケースをご提示して検討していただいた結果、弊社で不動産担保ローンをご利用いただいております。
弊社では、返済原資があればパートやアルバイトとしてお勤めの方でも不動産担保ローンをご利用いただけます。今後も融資を必要とされている方のお力になれるよう、出来るかぎりご希望に添う形でご相談にのることができればと考えております。